「春の光明寺展」開催のお知らせ

この度、春の光明寺展を開催致します。普段見ることのできない寺宝の展示会です。
山門楼上も観桜会に引き続き、特別公開をいたします。
春のうららかなひと時をぜひ光明寺でお過ごしください。

【期  日】 平成29年3月27日(月)~5月7日(日)
【公開時間】 10:00~15:00
【拝  観  料】    ・光明寺展 300円
・山門特別公開 500円

【会  場】 ・光明寺展 開山堂

≪ 展 示 品 目 ≫

「當麻曼荼羅縁起」 (写本) 二巻

 

 

 

 

国宝の原本も当山所有で、現在、鎌倉国宝館に寄託している。本図は写本で、寛政五年(1793)に制作された。

奈良県葛城市の古刹・當麻寺の本尊である『綴織・當麻曼荼羅(国宝)』は、学術的に「阿弥陀浄土変相図」、「観経変相図」と称するもので(変相とは浄土の有り様を絵画や彫刻として視覚化したもの)、阿弥陀如来が住する西方極楽浄土の有り様を描いたものであり、『観無量寿経』の解釈書である、唐の高僧・光明大師善導の述作『観経四帖疏』に基づいて作画された物です。本書は、その曼荼羅が描かれる背景を、絵巻として著した物です。

天平時代、横佩(ヨコハギ)大納言の娘は深く仏法に帰依し、生身の阿弥陀仏を拝したいと強く願っておりました。そこに阿弥陀仏と観音菩薩の化身として、尼僧と化女が現れ、集めさせた蓮の糸をたちまちに五色に染め上げ、一夜で浄土の瑞想を織り上げたといいます。曼荼羅の教義を聞いて感涙した娘は、信仰を更に深め、所望の通り迎えた最期は、二十五菩薩を伴って来迎した阿弥陀仏に引接され、極楽に往生しました。この物語は、後に、著名な中将姫伝説として、中世から近世にかけて、様々に脚色されて流布されました。

本書の大きな特色は、横に用いる料紙を縦に継ぎ、教化を目的として、より天地幅の広い大画面を構成し、本邦ではめったに見られない珍しいものです。下巻の巻末の阿弥陀聖衆来迎の段は、荘厳典雅で、優美に、かつ劇的に描かれています。今回の展示では、上下二巻の全物語をご覧いただけます。

「浄土八祖図」 八幅 絹本著色

浄土宗宗祖・法然上人は、浄土宗の相伝「師資相承」を明らかに示さんが為に、浄土教の祖師と讃えられる高僧を選び出し、血脈譜を定められました。浄土五祖として、曇鸞大師、道綽禅師、善導大師、懐感禅師、少康法師を上げられ、法然上人は述作『類聚浄土五祖伝』の中で、各祖師方のご伝記やご功績を紹介されています。

『浄土八祖』は、インドでの浄土教の大成者である馬鳴菩薩、龍樹菩薩、世親菩薩の三祖と、中国に渡り観無量寿経を伝え、訳経にも邁進した菩提流支三蔵、更に中国浄土五祖から曇鸞大師、道綽禅師、善導大師を選びとり、この七人の祖師方に、法然上人を加えて「浄土八祖」としたものです。

収蔵する箱の裏書には、光明寺第三七世勝誉上人が当山への寄進を発願し、鎌倉雪ノ下在住の佛画師・大石清安に執筆を要請、慶安二年に奉納された、と有ります。

「涅槃図」     一幅 絹本著色

「二祖対面図」   一幅 絹本著色    

「二河白道図」   一幅 絹本著色    

「宗祖法然上人図」 一幅 絹本著色

「開山記主禅師図」 一幅 絹本著色    

「中興祐崇上人図」 一幅 絹本著色  

≪山門特別公開≫

鎌倉に現存する山門の中で最大の大きさを誇る。弘化四年(1847)に造営。永享八年(1436)に後花園天皇より賜った「天照山」の扁額が重厚だ。普段、未公開の楼上には、釈迦三尊、四天王、十六羅漢の各像が安置され、四天王と羅漢像は、平成二三年に修復され、国内ではまず見ることが出来ないほど彩色のその豊かさに、ただ驚かされる。楼上から望む海岸の形式も見逃せない。富士の名峰や江ノ島まで見渡すことが出来る。

 

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