七五三祈願のおすすめ

 七五三祈願 

子どもの切なる無事成長を願うなか、三歳、五歳、七歳を節目とし、先ずはそれまでの無事を感謝し御礼申し上げると共に、これからも神仏のお守りを願い、昔より、氏神さまに詣でたり、寺での祭礼の天童役(お稚児さん)に加わり、さらなる健勝のうちに成長することを祈願いたしました。これが現在の「七五三」となりました。

特に「お稚児さん」と呼ばれる天童役は、仏さまをお守りする諸天善神に扮し、古来より、この役をお勤めされた子どもさんは、仏さまに守られ丈夫に育つとされていました。

天童役のお稚児さんには、仏さまの智恵の浄水を頭上に頂く「潅頂洒水(かんじょうしゃすい)」の儀が行われ、人としての誠の心、他を思いやる優しい心も備わることを、あわせて祈願いたしました。

 子どもさんの仏心を育てたい 

 『仏説観無量寿経』には、「仏心とは大慈悲これなり」と説かれております。仏さまのように、慈悲深い心を「仏心」と申しますが、「慈」は「いつくしむ」と読むように、他者を思いやる心は、惜しみないもので、身と心を尽くして、つとめなければいけません。「悲」は、悲しみに苦しむ人がいれば、その心に寄り添っていこうとする心で、他者の悲しみや苦しみを、自分の事のように受け止める事が大切です。

「仏教とは智慧なり」とも申し、仏教の根本こそ「智恵」であると言われます。一切の生きとし生ける生命(いのち)が、連ながり合って支え合って、携え合って暮らしており、どんな命も誰一人でさえも己の存在だけでは生きてゆけないことを、お釈迦さまは、「諸法無我」と覚(さと)られ、「恩を智(し)る」ことの大切さを説かれました。同時に、他からの恩を頂くばかりではなく、自分もまた、他の為に身と心を尽くす事が本当の命の姿であると説かれました。

相携え合っていこう、共に生きていこう、そう常に願って、どんな命をも思いやる事が出来る人は、仏さまの心を写し取った姿であり、仏の子として、大いなるお守りをいただくことが出来るのです。

 七五三祈願申し込みについて 

日時】令和2年11月中の土曜日、日曜日
    午前10時、午後1時、午後3時

    令和元年11月15日(日曜日)のみ
    午前10時、11時、午後1時、2時、3時

【申込】要事前予約(電話にて予約)

【料金】2万円(子どもお一人さまに付き)
    当日、受付の際に志納下さい。

※参列者が10名以上となる際は、貸切での祈願法要をおすすめします。
(5万円以上の志納)

【授与品】 無事成長の祈願札、腕輪数珠、千歳飴

【受付】 申込まれた祈願法要の30分前迄に、ご来寺下さい。

【駐車場】 山門前の駐車場をご利用下さい。(無料)

法話】 
祈願法要の開式前に、子どもさんには、お念仏の作法を指導いたします。その間、同席のご家族ご親族には、子供さんへの、仏心(智恵の心)の育て方について、ご法話を申し上げます。

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