光明寺十夜法要

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令和5年「十夜法要」は10月12日~14日に厳修されます。
 

縁起
光明寺第九代観譽祐崇上人は名僧の誉れ高く、宮中に上って浄土の法門を天皇に御進講されたところ叡感極めて篤く、明応四年(1495)の十月、光明寺で「十夜法要」を行うことを勅許されました。以来今日に至るまで五百余年の間、年々歳々、十月を期して奉修してきたのが、大本山光明寺の十夜法要です。 今日では全国の浄土宗寺院において「十夜法要」が行われています。当山の十夜法要は、古式に従い、引声阿弥陀経・引声念仏によって行われ、昼夜にわたり参拝の人々で賑わっています。 お十夜を勅許くだされた後土御門天皇の時代は、いわゆる戦国時代で、打ち続く戦乱の中で庶民は生活に困窮し、まさに餓鬼・地獄の様相を現していました。天皇はいたくこの事を悲しまれ、一日も早く安穏に暮らせるように平和と安泰を望まれて、浄土宗に十夜法要を勅許されました。 その念仏の道が世に光明となって弘まる時、今の世、後の世に安楽な生活が約束されるのです。

令和5年度 十夜法要日程

日程:10月12日(木)~14日(土)

 

主な十夜の様子

●献茶 本年はございません  
開白法要に相応して、ご本尊阿弥陀如来前に、表千家神奈川長生会会長正井風玄宗匠によって献茶が行われます。この日は献茶式に因み、2ヶ所で茶席が設けられます。
●雅楽 本年はございません ●稚児礼讃舞 
光明寺雅楽会会員により優雅な雅楽が奉奏されます。 み仏を讃える仏讃歌に合わせて、稚児礼讃舞が行われます。
●双盤念仏  ●練行列

双盤念仏の歴史は古く、念仏をお称えするひとつの形です。山門の脇にやぐら櫓を組み、神奈川教区港南組三仏寺・専念寺、高座組信法寺、鎌倉組長安寺・西徳寺、中郡組法雲寺の鉦講中の方々によって奉納されます。

日中法要のお導師が多くの僧侶や楽人、警護、詠唱講、お稚児さん達を従えて九品寺より100メートルにも及ぶ練行列が行われます。行列が大殿に昇殿すると、やがて法要が始まります。
 
   
 

法要の様子

※堂内での参拝人数を制限させていただく場合がございます。

阿弥陀経による行道

引声念仏

吉水講詠唱法要

結願法要での御守り授与

施餓鬼祈願会のご案内
(10月13日(金)・14日(土)午前11時20分・午後4時10分)

堂内での参拝人数を制限させていただく場合がございます。
十夜法要期間中には、十夜法要の心「現世安穏 後生安楽」の願いを込めて、ご先祖のご供養(ご回向)をする「施餓鬼会」が行われます。 檀信徒の皆様をはじめ、多くの有縁の方々のご結縁をお勧め下さいますようお願い申し上げます。また、参拝の方々の「現世安楽」のための諸願成就のご祈願も併せて行っております。(郵便によるお申込も受け付けております。)
【施餓鬼塔婆冥加料 一霊 3,000円】
【諸願成就祈願冥加料 祈願札一枚 3,000円より】

回向・祈願のお申込みは、電話 0467(22)0603 ご連絡下さい。

山門特別公開(13日・14日 午前10時~午後4時)

 現在の山門は、弘化4年(1847)に造られたものです。鎌倉の寺院の門では最大の格式を備えています。山門楼上には釈迦三尊、四天王、十六羅漢を安置しております。また、楼上からの眺めは材木座海岸、由比ガ浜、遥かには江ノ島、富士山を一望できます。【拝観料 500円】

日程表(令和5年)

※堂内での参拝人数を制限させていただくことがございます。
12日(木)
17:00開白法要(御親修)
13日(金)
10:00晨朝法要(御親修)
11:20施餓鬼・祈願会
13:00御説教
14:00 練行列
14:30 日中法要(唱導師:善徳寺 三荒弘道上人)
16:10施餓鬼・祈願会
17:30初夜法要
18:30稚児礼讃舞
14日(土)
10:00晨朝法要(吉水講詠唱法要)
11:20施餓鬼・祈願会
13:00御説教
14:00練行列
14:30日中法要(唱導師:善徳寺 三荒弘道上人)
16:10施餓鬼・祈願会
17:30結願法要
17:30結願法要(御親修)
18:30稚児礼讃舞
日程は変更となる場合がございます。

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